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2004/07/12

ハリーポッターとアズカバンの囚人

1~2作目が割と良く出来ていて面白かったので3作目も当然のように見に行ってきた。
原作の世界を映像化するという点ではかなりイメージに近い物が出来あがっていたと思う。主役の3人も、マルフォイ君もすっかり成長し、もはや子役ではなくなった。ハリーもロンもカッコ良くなり、ハーマイオニーはとても美人になっていた。私のイメージでは第5巻位に出てくるような年恰好なんだけど、この先大丈夫なんだろうか。少年の成長過程を描くのがメインテーマのはずなのだが、その過程を撮り終えないうちに、映像で見る彼らは先に大人になってしまう気がする。
全体的には原作が長いため仕方がないのだろうけど、コンパクトにまとめることに注力された感じの仕上がり。
大事な伏線や人間関係、過去と現在の繋がりなど、「え~、これ省いたら意味わかんないじゃん」というところまで、大胆に省かれていて驚いた。
冒頭の部分でも、長い夏休みの間中友達にも会えず部屋に閉じ込められていたことや、フクロウのヘドウィグまでカゴから出してもらえなかったこと、家出の前に逃がしてあげたことなどがすっぽり抜け落ちている。だから「漏れ鍋」での再会シーンでの「かしこいフクロウをお持ちで」という言葉が生きてこないし、再会の感激が伝わらない。
騎士(ナイト)バスも映像はとても面白く撮れているのだけど、何故現われたかの説明が無く、唐突な感じが否めないだろう。(もちろん唐突に現われる設定ではあるのだけど、「ハリ-が杖を上げたから」やって来たことを言って欲しかったと思う。)
まあ、こういうのは細かいことだけど、一番わかりづらいのはハリーの父親を含む大人達の人間関係だろう。アニメーガスが登録制(!)であることも全く触れられていないし、彼らが狼男ルーピンをいかに友人として保護してきたか、また、彼らとスネイプとの関係も全くわからないままである。現在のルーピン先生を魔法薬を処方して守っているのがスネイプであることも省かれているので、彼は只の愚かな偏屈者に思えてしまう。彼の複雑なキャラクターが今後の展開に重要な役割を果たすのに、これではこの先ますますストーリーがわかりづらくなってしまうのではないだろうか。その点で、次回にかなりの不安を感じさせられた映画だった。
第4作はすでに撮影中だそうだが、是非こんな心配を吹き飛ばすような作品を作ってもらいたいものである。

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