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2004/09/01

ダ・ヴィンチ・コード:ダン・ブラウン

殺されたルーブル美術館の館長。そして、そのダイイング・メッセージの謎を追うことになった男女。女は館長の孫娘で暗号解読の専門家。男は「象徴学」の専門家。謎の回答を求める2人はしかし、殺人犯として警察に追われることになる…。

暗号、暗号、また暗号。
英語の暗号なんか解ける訳がない、と最初から降りてしまうので、謎解きに参加する楽しみはあまりなし。
それでも最後の方の「球体」の単語は、読者の方が先に気づくのではないか。サービス問題というところか。
歴史的な絵画や、聖書、宗教界の争いの歴史などに関する解説は日ごろ馴染みがないことも手伝って、かなり目新しく、面白く読める。

スピーディな場面転換といい、冒頭からあっという間に逃亡者となる緊張感といい、ハリウッド映画の脚本のような小説。うまく撮影したら、とても面白い映画が出来上がることだろう。主要人物に関する必要な予備知識はすぺて回想シーンで説明される。彼らの内面的なところまで描ききれていないため、なんだか「ノベライズ」を読んでいるような気持ちになるのが、ディテイル好きの私にはちょっと寂しいところではある。

どんな宗教も、真実を信仰している訳ではない、という真実を改めて思い知らされる作品。

<角川書店>

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コメント

さささと読めることを期待して購入した本なので、まぁ、期待通りではあったんですが… ノベライズ、確かに。ところで… そうなんですよね、どんな宗教も真実じゃないんですよね。ちなみに僕は科学を信じているつもりですが、それすら「今現在はそう考えられているにすぎない」であり、さらに、信じているとは言ってもはっきり言って盲目的に信じているに過ぎず…

TBいただきました!

投稿: hasyos | 2004/09/13 10:09

こんにちは。TB&コメントありがとうございます。

まあ、さささと読めるのには間違いないですね。
文庫になるのを待てば良かった、というのが
正直なところです。ははは。

投稿: じょえる | 2004/09/13 21:45

こちらにもTBさせてもらいました
<ノベライズ>を読んでるような気分って同感です

投稿: 慧の本箱 | 2005/12/10 14:59

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