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2004/09/09

リトルダンサー

littledancer.jpg「好きな映画」カテゴリーを作った。
私は決して映画通という訳ではないが、本数はかなり見ていると思う。中にはやっぱり愛してやまないものも数本ある。ロケットボーイズの項でちらりと書いた「リトル・ダンサー」はそんな1本。多分「名作」とは言われないのだろうが、やはり大好きな映画だ。

舞台はイングランド北東部の炭鉱町。母を亡くした少年ビリーは、ちょっとぼけてしまったおばあちゃんの世話をする心優しい少年である。厳しい父の命令でボクシングを習っていたが、ある日、隣で開かれていたバレエ教室に飛び入りしてしまう。たちまちバレエに魅せられたビリーは「男の子が踊りなんて」との偏見の中で、踊ることへの情熱を捨てきれない。そして、教師のすすめで、名門ロイヤルバレエ団を目指すことになる。

特にストーリーにひねりがある訳ではないし、筋の荒っぽい部分もある。クラシックバレエを習っているはずなのに、彼の踊りがストリートダンス風なのも、「何で?」という感じなのだけど。それでも主人公の少年の一途さと厳しい父親の愛情は胸を打つ。踊ることで父に訴える少年。スト破りをしてまで、息子の学費を稼ごうとする父。屈折したバレエ教師やオカマの友人も泣かせる。そしてイングランドのちょっと寒々とした風景も切ない。

なによりもオーディションで選ばれたというこの少年のダンスがいい。天才的に上手いとか、そういうダンスではない。「僕は踊りたいんだ!」という情熱が迸るようなダンス。T-Rexの曲が効果的に使われている。音楽映画&ダンス映画に弱い私は、ビリー少年が道で踊るシーンだけで涙ものなのだ。

☆ラストにイギリスのトップダンサー、アダム・クーパーがちらりと登場。
踊る姿は見せてくれないけれど、このワンシーンでまた感動してしまうのである。

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