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2004年10月

2004/10/30

一万円の石鹸


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この石鹸、定価が10000円(税込10500円)だそうです。
フランス製で300年の伝統をもつ天然オリーブオイル石鹸。
木箱入りなのと、表面の刻印が良い感じです。

私は知らなかったのだけど、かなり評判がいいというか、定評のある商品らしい。
ピアノ線で必要な分だけ切りながら使うのも面白い。2人で一年は持つというから、それを考えればそんなに高くないのかもしれない。

お肌すべすべ、とか言われるとかなりそそられるものがあるのだけど(なんか贅沢な気分になれそうだもの)、やっぱり「石鹸に一万円はどうなのよ。。」と悩んでしまう庶民な私。

マルセイユ石けん ビッグバー
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料理人誕生:マイケル ルールマン

料理人誕生
アメリカで最も有名で、最も影響力のある料理学校、カリナリー・インスティチュート・オブ・アメリカ(通称CIA)を取材するため、自ら入学してしまったジャーナリストの体験記。
ジャーナリストが体験取材したレポート、すなわちノンフィクションなのだが、まるで上質の青春小説のようでもある。

CIAは独特のカリキュラムで動いている。一つの課程を3週間で学び、次の3週間まったく違うことを学ぶ。これを10回繰り返すと、「イクスターンシップ」と称して最低16週間、外部のレストランやホテルで働く。帰ってからまた数課程。最後に学校が経営するレストラン4つをシェフやウエイターとしてこれまた3週間ごとにまわるというものだ。

授業内容も徹底して基礎からたたきこむというもの。例えば、調理技術のクラスでは彼らは6週間、くる日もくる日も野菜を刻み続ける。大きさを揃えて、時間内に、そして必要な量を。完璧なスープストックをつくるための毎日の課題だ。
この学校に入学してくるのは料理未経験者だけではない。かなりの経験を積んだ者も勉強しなおすためにたくさんやって来ている。だが経験のあるなしには関係なく、毎日大量の野菜を切るところから始まるのである。

教師は名だたる料理人たち。そして世界中から集まっている生徒たち。その中に身を投じたマイケルがいつしか料理に魅せられ、無我夢中で学び、訓練を重ねるうちに本物の料理人になってしまうところが面白い。ここでいう料理人とは、単に職業として料理をする人のことではなく、料理人としての心を持った人のことだ。マイケルは文筆家であって、どこかのシェフになることはないかもしれないが、それでも本物の技を身につけた根っからの料理人となるのだ。
試験の日、猛吹雪の中を命の危険があるにも関わらず、学校に向かうマイケル。そんな彼に教師は言う。

料理人は何があってもキッチンに辿りつくんだ。料理人とはそういうものなんだ。」

この発言の意味を彼は後日のインタビューで質問している。答えはこうだ。

危険を冒すとしても、それは自分の決めたこと。自分で責任をとらねばならない。君が学校を休んでも、学校は休まず続いてく。外の世界と同じだ。レストランは営業を続け、ホテルも営業を続ける。職場に来なかった人間に給料は支払えない。それがわれわれの考え方なんだ。厳しいと思われるかもしれないが、生活というのはそういうものだ。プロ意識とはそういうものなんだ。(抜粋)
選択肢があると多くの人間は楽な道に逃げたがる。けれどその選択肢が与えられないとき自分にどれだけのことができるか。自分でも驚くほどだよ。

職人魂はどこの国にもきちんと存在するのだ。


※今、再読してみると授業風景がなんとなくハリポタに出てくるホグワーツを連想させる。とくに鍋で魔法薬をつくるところ。材料が黒板に書いてあるところや、生徒の鍋の間を先生が見て廻るところなど。

※ 翻訳の渡辺 葉さんは椎名誠の娘さんだそうだ。

【11/2 追記】  The Culinary Institute of Americaのサイト
この本の中に出てくる副校長が校長になっているようだ。(上記インタビューに答えている人)
こんな建物。
Roth-Hall-Aerial.jpg
         

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2004/10/29

ケンタロウさんちに泊まりに行くと

朝ごはんつくってくれるんだ~。
オムレツちゃっちゃか作れる人にあこがれる。
私がやると、「卵焼き」になってしまうんだ。

ケンタロウさんのココログ→THE ROCKIN'COOKIN'

9/30日開設で、まだ記事4本目(^^;
忙しいんだね。

楽しみにしてますので、頑張って更新お願いします。>ケンタロウさま。

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2004/10/28

愛し愛されて生きるのさ

最近カゴメの野菜ジュースのCMで小沢健二の「愛し愛されて生きるのさ」が使われている。
画面にはたくさんのカップルが登場。
CMはこちらで


この曲とこのアルバム(LIFE)が大好きで繰り返し繰り返し聞いていた。

10年前のぼくらは胸をいためて/いとしのエリーなんて聞いてた

という歌詞が出てくるけれど、この曲がヒットしてから、もう10年もたってしまった。「ちょっと懐かしいくらい」がCMには使い易いのだろうけど、なんと時の経つのは速いのだろうか。

人生経験を積めば積むほど、「愛し愛されながら生きる」ことの難しさに気づく。たいていどちらかが多いか、足りないか、あるいは全然ないか、じゃないだろうか。あるいは、そこにあることに気づいてないか、かな。

愛することから始めよう。

って、これはまた別の曲でしたかね。


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2004/10/27

世界をだました男:フランク アバネイル

フランク アバネイル, スタン レディング (著)
映画「Catch Me If You Can」の原作。
20世紀最大の詐欺師といわれた男の自伝である。
16歳から天才詐欺師として活躍(?)し、21歳までになんと250万ドルを稼ぎ出したという。16歳で教師になりすますところからはじまり、パイロットになってスチュワーデスを引き連れてみたり、弁護士として法廷に立ったり。ついには医者として当直までやってしまうという大胆さ。

機転の利いた会話であっさりと相手を信用させる。その陰では職業になりきるために、必死で勉強したりする。小切手偽造も工夫と訓練を重ねて、まるで熟練職人のようになってしまう。ある意味「努力の人」なのである。そして、小切手の決済のウラ側を調べ尽くした手口はやはり天才的としか表現できないものである。(まだコンピュータが普及する前のことではあるけれど。)
鮮やかな騙しの手口は、まるで小説というよりも漫画のようにさえ思える。
ついに捕まってしまい刑務所に入るのだが、国によって待遇に天と地ほどの差があるのもまた面白い。
更正後はFBIの偽造小切手犯罪を取り締まる仕事をしているというのだから、アメリカという国もまたスゴいなと思うのである。
<新潮文庫>

映画「Catch Me If You Can」

レオナルド・ディカプリオ主演。追いかける刑事役にトム・ハンクス。
素敵な笑顔で人を騙すディカプリオが、はまり役である。オープニングのタイトルロールのアニメもお洒落でカッコいい。
映画では主人公の「家族の愛を求める少年」の部分が強く出ている。クリスマスのたびに刑事に電話をかける淋しい少年詐欺師。穴倉のようなフランスの刑務所から救い出してくれるのは、その刑事なのだった。爽やかな感動のある作品になっている。好きな映画だ。
<スティーブン・スピルバーグ監督>


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電車男

2ちゃんねるのスレがついに書籍になってしまった。
「今世紀最高の感動的恋愛物語」、「小説を超えた新しい恋愛文学」などと絶賛されている。
私の場合は半年ほど前に、夫がメールで「これ面白いから読みなさい」と知らせてきた。(まとめサイトだったと思う。)で、期待して読み始めたのだが、途中で読むことができなくなった。たいがいの場合、彼が教えてくれる情報は私にとっても面白いのだが、これだけはダメだった。(念の為付け加えると、2ちゃん独特の雰囲気についていけないという訳ではない。)

名無しさんたちの、「爆撃」に備えての右往左往の大騒ぎが面白かったけど。
この人たちはほんといい人たちだねと思ったけど。
(いい人じゃない名無しさんのレスは、削除されているのかもしれないが。)

だけど、私にはわからなかったのです。このストーリーのどこでそんなに感動するのかが。

読まずにほったらかしているうちに、夫のblogはまるで「電車男ポータル」のような様相を呈してきた。

ついにはこんなことまで書かれる始末

だから読みなさいよあんたも>うちの妻
それでも読めなかったんだよね。なんかもう恋愛物には興味が持てなくなったのかと思って、ちょっとへこんだりもして。

で、本が届いていたのでやっと昨夜、全部読んだ。
ストーリーはまるで「マイフェアレディ」の男性版のようだ。(ロンドンの下町田舎娘がアキバ系ヲタクになっている。)

「マイフェアレディ」は大好きだが、でもこちらのストーリーには入りこめない。大きくひっかかる点があってそれが気になってしょうがないのだ。

知り合ったきっかけはともかくとして(電車内で酔っ払いから助けた)、その時に好きになった訳ではないらしい。なのに、電話番号がわかったとたんに、デートに誘え、とみんなが騒ぎはじめる。「女性と知り合う→電話番号を知る→デートに誘う→あわよくば付き合う。」というフローチャートがあるようだ。なら、その女性は誰でも良かったのか、と意地悪な気持ちが湧いてきて仕方がない訳で。それを純愛と言われてもなぁ。これが例えば、「あの時の女性が忘れられない、どうしたらいいだろうと悩んでいた」とかなら、素直に「頑張れ」という気持ちにもなるのかもしれないのだけど。

もうひとつは「助けてもらったお礼にエルメスのペアカップを送りつけてくる」という女性の神経がどうしても理解できない。お礼状のひとつも添えていないし。かなり自己満足的というか、傲慢な感じを受けた。(仕事柄安く手に入る、と後で言ってたようだけど、だとしたら余計に失礼なのでは。)
だから、カップのお礼の電話をするあたりから先は読む気がなくなってしまった。

要するに私はこの女性に好感を持つことができなかった。だから、この人と付き合うことを究極の目標とするこのMISSIONに共感することができなかったのだと思う。

最後まで読んでも、この気持ちは変わらなかった。どうしてもエルメス子さんが、リアルな女性とは思えなかったし。別に作り話だとは言わないけど、なんとなく、どことなく、嘘っぽいのが気になる。特に言動がまるでセリフみたいで。(「いとおしい」なんて、普通は言わないだろう。どこかの方言なのか?)
自分が贈ったカップを持参して来い、っていうのもなんだか変だなぁ。それも2回も。

エルメス子さんはある男性の「理想の女性」なのだ、と思うのが一番近い気がするのだけど。違うのかなあ。


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発見! 猫型ハウス

うわあ。なんだこれ。
み、耳がついてる…。
か~わいい~。

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後ろ姿もかわいい~!!

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プレゼント用の商品で、入手困難なのだとか。
欲しい。(けど置き場所が…。)


※【カルカン ウィスカス】オリジナル キティハウス


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2004/10/26

アメリカのハロウィーンはやっぱりすごいぞ

アメリカのハロウィーンはやっぱりすごいぞ | Excite エキサイト : ニュース

すごいけど、このページ、広告でかすぎですから。


ところで、ハロウィーンと聞くと、

はろーうぃ~ん♪ はろーうぃ~ん♪

と、つい歌ってしまう。

メロディはWINKの「淋しい熱帯魚」。→うたまっぷ

Heart on wave, heart on wave.

のところがハロウィーンに聞こえるでしょ。

若者にはわからない大人の話題でした。(笑)

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なぜあの人には「初対面のキス」を許すのか(アホか)

ホークスタウンの高塚猛前社長が強制わいせつ容疑で逮捕。
大勢の前で口にキスしちゃうのが日常茶飯事だったとか。
女子社員は戦々恐々の毎日だったことでしょう。
中には10代の被害者もいたそうだ。「行為は認めるが、強制ではない」って、そんなアホな。
こういう男は一生暗いところに入れておけ、二度と出すな、と女性の一人として、また女の子の親として思うわけです。

なんか仕事の面で認められたりすると、人間的にも偉いと周囲も本人も思ってしまうのでしょうか。
この人、こんな本まで出しています。

抱擁力―なぜあの人には「初対面のキス」を許すのか
誰も「許して」る訳じゃないって、気が付けよ。
中谷 彰宏サン、恥ですよ。
こんな本出させる方も、読んですごいと思うおじさんたち(いるとすればね。いるんだろうね)も、完全に間違っているのだけど、説明してもわからないんだろうなぁ。
こういうおじさん達に「セクハラ」を理解させるのは至難の技なのかもしれない。
そんな人ばかりじゃないと思いたいけどね。


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2004/10/25

焼けぼっくい理論?

中高年がネットで昔の恋人探し 専門家は“再燃”現象と分析 - livedoor ニュース

アメリカではネットを使って「高校時代の恋人」を探すのがブームなんだとか。

最大手の「Classmates.com」は、3800万人の登録会員がおり、そのうちの約1割が、昔の恋人探しが目的

クラスメート ドットコムって日本でいうと「ゆびとま」みたいなもんなんでしょうか。こういうのを使って昔の恋人を探すということですかね。しかし、日本ではブームになるほど中高年がネットを使いこなせない気がするから、こんなブームは起きないような。(でも、同窓会から焼けぼっくいに火が…という話はたまに聞くけど。)

高校時代の恋は皆さんそんなに幸せなものなんでしょうか。その人と結婚していないってことは、どんな形にせよ分かれている訳だから、最終的には失恋の思い出なのでは?
幸せだった時もある、って言った方が正しいような気がするけど。そしてそこだけを美しく記憶していると。
だけどどんなに幸せだったとしても、年くってしまった彼や彼女に会うのは相当勇気がいりますよね。夢が壊れるだけのような。(もしくは相手の夢を壊すのか。)
まあ、どうでもいいですけど。

しかしですね、 

それにしても、なぜ中高年は青春の恋に執着するのだろうか。ある理論では、15歳から17歳までの若い2人が愛し合うと、強い結合を意味する“刻印”が脳の中に刻まれる。このため、離れていても、彼らは死ぬ前に、再び会いたいという強い感情がわき上がるという。

こういうことを書くなら「誰のなんという理論」かくらい書くべきじゃないんでしょうか。トンデモ理論だって理論なんだから。英語版にはあったのを翻訳時に省いたのかもしれないが、それでは信用性に疑問が出ますよね。
「なんとか学会で発表されました!」って怪しい健康食品の広告じゃないんだから。
(私はそういうコピーを見ると、「その学会、アンタが自分でつくったんじゃないの?」と疑うことにしています。)
テレビ番組なんかでも、○○の効果を検証とか言って、被験者5人、期間1週間とかだったりするし。変な権威付けには騙されないように気をつけましょうね。


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猫の寝床さがし

つい最近までそこら辺でごろごろと昼寝をしていた猫が、人間が立ちあがった隙を狙っては座布団に寝るようになった。そういえば、猫が気に入っていた椅子がぼろぼろになって捨ててしまって以来、専用の寝床を用意していなかった。そろそろ寒くなってくるし、いちいち追い立てるのもかわいそうなので、クッションを買ってあげることにした。

「かまくら」式のやつは前に買って全然使ってくれなかったので、結局こんなのを注文。長くのびても丸まっても使えそう。

【ラウンドベッド】

roundbed.jpg

で、いろいろ探していたらこんなものも発見。いくら猫はこたつが好きとはいえ、専用こたつとはまた贅沢な。
でも巾450×高300×奥330(mm)ってかわいいよね。
おままごと用みたいで。

ペットのこたつ【小春日和】
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2004/10/22

幻魔の虜囚 : タニス・リー

genma.jpg現在絶版。復刊投票しているが(復刊ドットコム)、待ちきれずに古本で購入してしまった。
「平らな地球シリーズ」より「おとぎばなし」色の強いファンタジーである。

幼い頃から奴隷として働く少女シャイナは、ある日、村を訪れた旅芸人の若者に恋をしてしまう。
若者にもう一度会うため、シャイナは山に住む魔女バルバヤートと、ある取引をすることになる。習い覚えた魔法によって、若者を追いかけるシャイナだったが、その彼もまた別の意味での奴隷だった。一座を率いるカーニックは実は邪神をあがめる神官で、かつ凶悪な魔法使いだった。一座の者たちはカーニックに魂を抜かれ操られていたのだった。恋する男を救うため、シャイナは一人カーニックに戦いを挑む決心をするのだが…。

少女は恋ゆえに魔女と取引をするのだが、それには魔女の言う条件を飲まなければならない。また求める相手に合ったところで口を利くことすらできない。それでも恋に賭ける少女、というプロットは有名な「人魚姫」の物語そのままである。
しかしその人魚姫の甘ったるい物語も、タニス・リーの手にかかると全く違う色合いを帯びる。主人公シャイナは、かなり残酷な目に合うし、それでも恋が成就してハッピーエンドという訳でもない。それどころか、戦いの後には恋すらも乗り越えて次なるステージに向かうのである。
敵役となるカーニックの人生も、生い立ちから細かく描かれており、単純な悪役として登場するわけでもない。その悲惨な人生には、敵役でありながらも読者の共感を呼ぶものがあり、憎むだけではいられなくなる。

また、特筆すべきなのは魔法の描写だろう。「呪文とは言葉であり、その言葉を信じた時、それは真実になる」という考え方に基づいている。ハリポタの呪文や、RPG等で使われている呪文(××と唱えると○○が起きる)とは、だいぶ様子が異なっている。その分、魔法の効果が文章上でもわかりやすく、また美しく表現されているのである。

美しい少女の恋と冒険、そして成長の物語である。とても良くできた、新しいおとぎ話だと思う。

<ハヤカワ文庫> ※表紙は岡野玲子


※平らな地球シリーズについてはこちらに感想を書いています。
 闇の公子 死の王 惑乱の公子

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資源ゴミ当番

私の住んでいる地域では、リサイクルできるゴミは資源品として回収される。当然ながら分別の仕方も細かく決まっている。印刷物を読んだでけでは理解が困難ということもあってか、回収日には当番の住民がゴミ置場に立ち、分別の指導や回収の手伝いをすることになっている。
当番そのものは半年に一度くらいでまわってくるのだが、何年かに一度の割で「当番のリーダー」の役も廻ってくる。昨日は私がその順番に当たっていた。
前夜から回収容器を用意するなどの仕事があったのだが、なんと台風が直撃。夜に用意するのは諦めて、朝5時起きで活動開始。
回収時間が7時から8時半と決まっているのだが、台風にも拘わらず5時前には既に分別されないままのゴミが出されている。それを仕分けするところから始めなくてはならない。
回収時間になると、一時やんでいた雨がまた降り始め、雨の中の作業になってしまった。ああ、疲れた。

当番が記入するノートを見たら、何年も前から同じことを繰返しているようだ。皆同じようなことを書いている。だけど、ノートに書かれて次の人に廻るだけ。内容を訴えることも話し合うこともなく、時が過ぎているのがわかる。

リサイクルは良いことだとは思うけど、この住民のボランティアに頼った回収体制はどうにかならないのだろうか。(当番制ということは厳密に言えばボランティアとさえ言えないのだが。)このシステムの発想自体が「どこの世帯にも専業主婦がいる」という根拠のない前提にたっているようだ。
回収は7時から8時半、当番制で容器を出したり、回収時間につきっきりで立ち、終わったら清掃までって、たとえ主婦がいたって大変なことだ。税金払ってこれか、って割り切れない気持ちになる。

なんだかサラリーマンと専業主婦の夫婦に子供2人、という年金試算に使われるような「標準世帯」幻想を行政側は刷り込まれているような気がしてならない。

ウチのあたりのような郊外都市では、都内に通勤する人も多く、朝7時に家を出たのでは間に合わない人たちがたくさんいると思う。ゴミ出すために遅刻できるほど会社は甘くはないだろう。一人世帯も、夫婦で働く世帯もあるだろう。また変則勤務の人も、夜勤明けの人もいるだろう。母子家庭だって、父子家庭だってあるだろう。そういう家庭に対する思いやりが足りないのは、標準家庭幻想が強すぎて、そこに思いいたらないからなのだろうか。

全員一律に朝7時から8時半までに出せ、と言って、出せない人はモラルが足りないと非難してるのが今の現状。でもそれってある意味思考停止状態に近い。もっと「標準」じゃない世帯にも優しくしておくれ、と元母子家庭の母は切に願う訳である。(今だって会社勤めだから、昨日は当番のために休暇を取ってしまったのだけど。)

と、こんなところで愚痴っても、それこそなんにも変わらないんだけどね。

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2004/10/21

紙カボチャ

ペーパークラフト物に弱いのである。
この線で切って、この線で山折りだの、谷折りだの書いてあると
つい、作ってしまう。

これはハロウィンのカボチャ。けっこう可愛い。
フレッシュネスバーガーにて。
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2004/10/20

猫カレンダー

そろそろカレンダーの季節。

猫好きとしては猫ちゃんカレンダーは必須アイテムなのだが、毎年暮れを忙しくすごしているうちに買いそびれてしまい、残っているのはよくある子猫ちゃんカレンダーだけ、なんてことになる。
今年はアマゾンのカレンダーストアでゆっくりどの猫ちゃんにしようか、選んでみようかな。

やっぱり第一候補は、岩合光昭の 「のら」

nora.jpg
風雪に耐えて、厳しいながらも優しく、風格のある人格者のような猫さんたちがたまりません。


同じく岩合さんの「日本の猫」これもなかなかいいなあ。
日本の懐かしい風景と猫か。
nihonneko.jpg

こちらも定番「CREA」の猫カレンダー。
crea.jpg

祝日が違うのが難点だけど、アメリカ版の猫もなかなか可愛いし。
ameneko.jpg

うーん。どれにしようかニャー。

おまけにこんなのも発見。
錦鯉ジャンボカレンダー2005 
別に欲しくはないけど、ちょっと見てみたい気もする。

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2004/10/19

マグマオンセン

白骨温泉の入浴剤騒動以来、全国どこの温泉でも多少は似たようなことをしているということが判ってきた。どちらかといえば、水道水で薄められるよりは、入浴剤でも入っていた方がいいのかも。
白骨で使っていた入浴剤は「そんなにいいものなら」ということでかなり売れたそうだ。私も興味あったのだが、あの商品(草津温泉ハップ)は、発売中止になってしまったそうだ。

で、こんなの見つけたんだけど。
マグマオンセン別府 名湯「海」
icon


なんか良さげではないですか。マグマオンセンですよ。マグマオンセン。
地の底で煮えくり返っているマグマのパワーを感じろよ、という力強く、かつ強引なネーミング。

icon実は別府の海地獄温泉のお湯を「瞬間噴霧乾燥法」という技術でそのまま粉末にしたものだとか。
ブルーのお湯も良い感じ。これ買ってみようかな。630円だし。

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2004/10/18

夢をみた 幻かもしれない

君は一日中 バラを集めていた
残された理想が見当たらない世界で
Say Goodbye and kiss me 
   「また明日」 (words by 佐野元春)

【佐野元春LIVE@渋公】 
10月16日、「THE SUN TOUR」ということで、渋谷公会堂に行ってきた。
私は他のクジ運はあまりよくないのだけど、ライブのチケットの抽選には強くて、たいていすごく前の方の席になる。
今回も12列目で、肉眼で佐野さんの顔も見えるし、会場の盛り上がりもよくわかる絶好の位置だった。ラッキー。
ファンがそろそろ中年(笑)ということを考慮したのか、佐野さん自身の体力のためか間に10分間の休憩を挟んだ2部構成。

以下、多少ネタばれ気味です。


続きを読む "夢をみた 幻かもしれない"

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ターミナル

トム・ハンクスが大好きなので、おまけにスピルバーグも大好きなので、この映画ターミナルの公開を楽しみにしている。
東京国際映画祭のクロージング作品ということで、10月31日の特別上映日に合わせて、この2人が来日予定。
この日に見に行きたかったけど、すでにチケットは完売していた。残念。

お正月映画になるらしいので、絶対見にいこう。

と、いうような決心を忘れてしまい見逃してしまうことも多いので、左サイドバーに「公開前だけど見たい映画」のリストを作ってみた。
(一応少しでも記事を書いたものだけ載せている。)
興味ある方はごらんください。

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笑われても笑っていられる度量もないのか。

若手芸人の一発ギャクから火が噴いた“資生堂事件”の舞台裏 (ゲンダイネット)

波田陽区が「エンタの神様」で「おしゃれカンケイ」をネタにしたところ、スポンサーの資生堂が激怒してスポンサーを下りることにしたという。もしかしたら、一社提供の「おしゃれカンケイ」のスポンサーまで下りるかもしれないと。

正しくは資生堂に向けられた訳でもないギャグなのだが、頭コチコチの大企業の方々には、それを笑い飛ばせる度量を期待するのも無理ということか。その度量を示せなかったことで逆に視聴者に笑われてしまうのではないか。その方がみっともない。
だいいち、今どき「おしゃれカンケイ」をおしゃれな番組と思っている人はいないだろう。時にはワイドショーよりえげつないこともやっている。違うのは出演者本人がその情報を出していることだろう。ワイドショーでつっこみきれないところを古館が聞いてくれると思うからあの番組を見るのだ。それを「汚れカンケイ」と言われたので、みんな「そうだそうだ」と笑ったのだ。
つまりほとんど真実をついていたギャグなのだが、だから余計に笑い飛ばせなかったのか。
このスポンサー降板騒動は波田よりも日テレよりも、資生堂にとって一番恥ずかしい事件だと思う。

私は今後、資生堂商品は買いません。
ていうか、今でも資生堂化粧品なんか買っていないので、不買運動にも力入らないけど。欲しいのないんだもの。
資生堂信者って、かなりの年配な気がするのだが、違うのだろうか。使いつづけて30年、みたいな。
それも経済的に余裕のある方々は海外ブランドを買っているような。(別にデータはないけど。印象です。)
若い人で資生堂使ってる人はあまり見たことないのだが。

日常/非日常Blog: 資生堂不買運動開始決定

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2004/10/15

グリーンマイル:スティーヴン・キング

greenm.jpgグリーン・マイル (1)
全6巻。
この作品は作者の意向で月1冊のペースで分冊で刊行された。前書きによれば、書くほうも分冊で行われたとのこと。つまりは書きながら出版するという、連載小説のノリで書かれた小説である。日本語版もアメリカにならい、分冊形式で出版された。
(1997年)
そのころ既にキングファンだった私は、次の展開をワクワクしながら待つ、という今思えば幸せな6ヶ月間を過ごさせてもらった。第2巻を買ったのは、代々木にある小さな書店だった、なんてことまで覚えてるくらい、印象の深い作品だ。

物語は老人ホームに暮らす刑務所の元看守の思い出話として始められる。
電気椅子での死刑の様子や、刑務所での生活を交えながら、印象深い囚人たちについて語られていく。
少女2人を殺したとして、死刑囚となった大男のコーフィーは、不思議な力を持っていた。その力に触れられた者達にいったい何が起こったのか、そしてコーフィーはどうなったのか。

最終巻で明かされる意外な真実を知ると、キングの天才ぶりに舌を巻く。分冊で書いたということは、最後に全編を推敲することはできないということなのに、この数々の伏線の見事さはどうだろう。
「ああ、やられた」と思い、もう一度1巻から読みなおしたくなってしまうのである。
<新潮文庫>

greendvd.jpg☆「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督により、2000年にトム・ハンクス主演で映画化された。キャスティングが見事で、「素朴な人間、こすからい人間、根っからの悪人」など、登場人物ひとりひとりがまるで小説から抜け出たような顔つきをしていたと思う。ねずみの演技力も大したものだった。
こちらも素晴らしい作品となっている。
グリーンマイル SPECIAL BOX

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77歳女性激走、ひったくり緊急逮捕(読売新聞)

NEWS@niftyより

ひったくりにあったおばあさんが、犯人の中年男を走って追いかけて、全然負けなかったという話。

両者のコメントも笑える。

容疑者:「おばあさんに追いつかれるなんて……」

77歳女性:「若く見えた割に走るのが遅かった。日ごろから体を鍛えていてよかった


最近はスポーツクラブに行くと、お年寄りがいっぱい。それも男性より女性の方が元気がいい感じだ。
地道に鍛え続ければ、ヤワな男なんかには負けなくなるってことですね。
がんばろっと。


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猫用ネイルアート

img1037645578.jpgきゃあ、おっしゃれ~!!

と思ったら、ソフトクローという、猫の爪によるトラブルの解消グッズなんだそうです。

例えば
 ○猫ちゃんの爪とぎで大事な家具を傷つけられた。
 ○猫ちゃんのいたずらで引っ掻かれてケガをした。
 ○猫ちゃんが自分の傷を引っ掻き、中々治らない。   etc...

KURO.jpgこんな感じのをかぶせて、医療用の接着材でくっつけるらしい。
でも、1本1本色違いなんて、ニャンとかわいい。

ウチの猫にもと思ったけど、付け方の手順をみたら
5分程度待って、装着確認したら猫ちゃんを離します。」と書いてある。
ウチの猫を5分も押さえておけない気がするのだけど。
爪を切るのも一苦労なのに。

でもかわいいな~これ。

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2004/10/14

そこで料理するなよ

同じフロアに入っている会社には、若いのから大先輩格まで既婚女性がいっぱい働いています。
まあ、早くいえば生命保険の営業レディさんなんですが。(要するにおばちゃん集団)
この方達がなんというか、豪快なのか、社会常識がないのか、それとも両方なのか、かなりの頻繁にびっくりさせてくれます。
特に豪快なおばちゃんなんか、事務所からズボンのジッパーをおろしながら、(廊下を歩いて)トイレに入り、用がすんだら手をぬらして、盛大に手を振り回して水を切って出ていきますからね。(トイレにこの人がきたら私はあわてて逃げることにしているのです。水かけられちゃうから。)
トイレの洗面台を占領して化粧品のデモンストレーションをしていたこともあったし、廊下の隅で散髪をしていたこともあったし。(どうも一人がもと美容師だったらしく、「やってあげるわよ」「あら、お願いしようかしら」くらいのノリだったみたい。」

今日も今日とてやってくれました。フロアで共用の給湯室からいいにおいがすると思ったら、なんかお料理を始めている。事務所内で食事会でもやるらしいのだけど。肉じゃがのようなにおいがするな、と思ってたら続いててんぷらを揚げ始めた。電気コンロ持ち込みだぜ。
山の中のキャンプ場じゃないのですよ。結構な繁華街にあるのですよ。オフィスがいっぱいあるのだから、仕出し屋さんだって選ぶのに困るくらいあるわけですよ。
なのになんだって、会社の給湯室でてんぷら揚げるんですかね。てんぷら屋さんだって、いっぱいあるのに。
外食できないほど貧乏じゃないでしょ。一流会社なんだし。他の会社のものには迷惑だってこと気がつかないんでしょうか。ていうか、勤務中でしょ。仕事にきてお料理って、なんだそりゃ。
もう訳わかんね。勘弁してくれ。

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ネタやってない波田陽区

昨日の日テレ『速報!歌の大辞テン!!』に波田陽区が出ていた。
ただ、帰宅してテレビをつけたら映っていたという状態なので、なぜそこにいるのかわからなかった。もう喋る場面もなくて、拍手してるだけだったし。
どんなこと話したのか、見た方いらしたら教えてください。

CDのプロモーションだったのかな。→ギター侍のうた (仮)
この(仮)はもうとれたのだろうか。

エンタにしか出ないということで、日テレのイチオシ芸人の位置にいるということですかね。
しかし、宮沢りえ他のタレントと並ぶと、なんだか「迷いこんだ野良犬」風で、居心地悪そうだったのは気のせいか。

ネタやれない場面では、「お笑いさん」としてはまだ苦しいのかな?
頑張れ! ギター侍。


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2004/10/12

長い長いお医者さんの話 : カレル・チャペック

長い長いお医者さんの話 チャペック童話集

かつてチェコスロバキアという国があった。と、過去形で書かなければならないのだが。
そのチェコスロバキアが生んだ文豪、カレル・チャペックが子供のために書いた本である。
作品そのものの素晴らしさももちろんなのだが、実はこれは私の「翻訳もの好き」の原点とも言える作品。
童話集とは言っても、子供の頃には難しくてよくわからなかった。中学生くらいになってやっと、この本のユーモアと優しさがわかるようになったと思う。大人になってから読む童話かもしれない。

ウメの種をのどにつまらせてしまった魔法使いの治療に集まったお医者さん達が、からかい半分で長いお話をはじめてしまうのがこの表題作。
そのお話の中で特に好きなのが、「ソリマンのお姫さま」というエピソードだ。病気がちのお姫さまを治療するために呼ばれてきたのは、名前に「ドク」がついているだけの木こりのおじいさん。青白い顔のお姫さまをみたおじいさんは、日差しをさえぎる庭の木々をどんどん切り倒しはじめる。日の光あふれる庭の切り株に座っておじいさんは、ジャックナイフでパンとチーズを切って昼食に。それを見ていたお姫さまも思わずパンをもらってかぶりつく、というお話。
このパンとチーズが子供ごころに美味しそうで美味しそうでたまらなかった。(どんなパンとも、どんなチーズ、とも書かれていないのだけど)
大人になって、ワインとチーズとパン、なんて食卓に並べたりするとふとこのお話を思い出し、きっとあの味にはかなわないのだろうな、なんて今でも思ったりするのだ。
(本題の魔法使いの治療にはちゃんとオチもつけられて、めでたしめでたし、となる。)

このほか8編の童話が収録されている。恋人達を結ぶ郵便配達人の話とか。どれも心あたたまる名作である。
挿絵はすべて、実のお兄さんが書いたものなのだとか。優しい、味のある絵がまた素敵。
この本は、これからも折に触れて読み返す本なのだろうと思っている。ほっとするからね。
<岩波少年文庫>

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なぜペットボトル入りの牛乳はないのか?

そう言えば、ないですね。牛乳のペットボトル。
なぜペットボトル入りの牛乳はないのか? - livedoor ニュース

要するに衛生基準を定めた時代にはペットボトルが存在していなかった、ということなのだとか。
この記事では、ペットボトルにするための申請をしないメーカー側の怠慢を示唆しているけれど、怠慢というよりも実用化されたら本当に不衛生になってしまうからだと思うのだけど。
2年前にこんな研究結果が出ています。

日本経済新聞 2002.11.14朝刊
  ペットボトル入り飲料を飲み残したままにしていると、口からボトルに入り込んだ雑菌が増殖し、特に高温になると急増することが11月13日までに、静岡県環境衛生科学研究所(静岡市)の調査で分かった。

 ペットボトルは口をつけて飲み持ち歩くことも多いが、同研究所は「残さず早く飲み切ることが大切。特に夏場は注意が必要」と注意を呼び掛けている。

 調査は昨年十二月、350mlのペットボトルに入った緑茶十二本を対象に実施。半分飲んだもの九本と、栓を開けただけで口をつけないもの」二本の二グループに分け「飲んだ(開けた)直後」「一日後」「三日後」「七日後」の雑菌の数を検査した。

 「直後」は、口をつけなかった三本がゼロだったのに対し、半分飲んだ九本は1ml当たり最高で1100個を検出。特に5本は、食品衛生法で製造時の基準として決められている100個を超え、口内菌が入り込んでいることが分かった。

 さらに①5度(冷蔵庫内を想定)②20度(冬の室内)③30度(夏の屋外)-の状態に置き、各温度ごとに菌の変化を調べると、30度の場合は「直後」、が330個、「一日後」950個、「三日後」は5800万個と「直後」の約17万5千倍に急増した。「七日後」は2500万個に減った。

一度口をつけたら、あっという間に口の中の雑菌が入りこむということです。
牛乳でこれ(飲み残し)をやられたら、すぐ腐敗するのは目に見えている。
リサイクルの観点からも多分、ペットボトルにしない方がいいと思うのですが。


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2004/10/09

エディプスの恋人:筒井康隆

エディプスの恋人
七瀬三部作の完結編。
2作目は1作目とはまったく違うジャンルの小説だった。そして、もちろんこの3作目も前2作とまったく違うジャンルの小説だ。
「七瀬ふたたび」のジュブナイルの主人公としての「テレパス七瀬」を期待していた読者を、もしかしたらがっかりさせてしまったかもしれない作品だ。私は、むしろ筒井康隆という人の底知れない才能を見せつけられたという点で、衝撃を受けた作品。もちろんとてつもなく面白い。

七瀬は、地方都市の高校の職員として働いている。その彼女の耳(心)にひとりの男子生徒の妙な噂が飛び込んでくる。その情報の異様さに、その生徒について調べはじめる七瀬。卒業した学校の教師や、友人に話を聞き、故郷の町まで出かけていくほどに熱中する。が、その本人に出会ったとたん七瀬は男子生徒に激しく恋してしまうのだった...。

前作のラストからあまりにもかけ離れた舞台設定。七瀬はなぜこんなところにひとりでいるのだ、という疑問はずっと無視され続ける。ストーリー中の高校生の正体がだんだんと明らかになるにつれて謎の答えと、筒井康隆がもつ宗教観、世界観が見えてくる仕掛けになっている。文字の配置に技巧を凝らした表現も新鮮だ。
恋が実るともいえる結末なのだが、決してハッピーエンドとはいえない。全能の神の力に操られるしかない人間の可笑しさ、悲しさが七瀬の生にこめられているのだろうか。

<新潮文庫>


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2004/10/08

気圧が下がってきた。

午後から仕事の能率が上がらない。
特に具合が悪いわけでもないのに集中できない。
どうしようもなく眠い上に、耳鳴りまでし始めた。
脚もむくんできたし、ついにはお腹まで張ってきた感じ。

同僚に言ってみると、皆同じような症状を訴える。
だるいとか眠いとか、頭痛いとかの連発。
皆が同じってことは、これってもしかして台風のせいなのか。

気象情報によれば、台風22号がこちらにまっしぐらに向かっているではないか。
中心気圧が920ヘクトパスカルだ。

それで急激に気圧が下がり始めているのだろう。
普段雨続きで嫌だなと思うことはあっても、こんなに体がだるくはならないし、ここまでみんなが身体症状を訴えるのも珍しい。
人間も自然界の動物なんだな。それってなんだかすごい、と感心すると同時に、この台風相当ヤバいのでは、という気がする。

どうか、あまり被害がでませんように。


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「Honeycom.ware / B.O.K」:100s

ついに発売になりました。
「Honeycom.ware」
2曲目にアカペラの短い曲が入り、ちょっとアルバムの予告かなと思わせる構成。
Honeycom.ware は4ビートのドラムが心地よい曲。
前に空耳してみたんだけど、なんとやっぱり中村君の仕掛けにまんまと引っかかってた。
英語の部分はわからない、と書いたのだけど歌詞カードをみたら全部日本語。
だけどだけど、どこをどう聞いても「爆音」なんて日本語は聞こえません。
私には  Beck on, beckons , on the sue. としか聞こえないけど。(意味不明だけど)
爆音、爆音ゾーンの末。 なんだそうです。

光る光る巣で この場所のジーザス はとっても惜しいところで
光る光る砂 この場所のジーザス となっている。
honeycomに騙された。でも砂には聞こえない。って空耳コンテストじゃないけど。

やっぱり英語に聞こえるところは「音」として聞くのが一番しっくりくるみたい。
望むことをしよう、後悔しないように生きようというメッセージが聞こえればそれでいいのだろう。

「B.O.K」もトリッキーな歌詞。

愛、無心、銀河、宇宙
心、銀河、宇宙

と書いてあるのだけど、明らかに

I’m singing out you, singing out you.

と歌っている。いや、ほんと、参りました、中村様。

ところで、スペースシャワーのイベントで100s祭りをやると書いてあるのだけど、
チケットの入手方法が不明。どうやって参加するのでしょう?
ホームページを見ても 
問い合わせ 博愛堂  としか書いてないよ。


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2004/10/07

七瀬ふたたび :筒井 康隆

「家族八景」の続編。
夜行列車に乗る七瀬の心に、悲惨な列車事故の光景が飛びこんでくる。それはたまたま乗り合わせた若者が予知した未来の出来事だった。この出会いからはじまり、七瀬は自分以外の超能力者たちと知り合うことになる。未来を見る者、念動力を持つ者、時間を遡る者。そして、もうひとりのテレパス。それぞれが一般の社会から孤立し、隠れるように生きているのだった。家族のように暮らし始めた彼らに、得体の知れない敵が襲いかかる…。

「お手伝いさん」の仕事を辞めた七瀬のその後を描いているのだが、これが前作とは全く違う「超能力戦争」の世界に踏み込んでいる。「時をかける少女」のようなSFジュブナイル路線とも言える。ただ決定的に異なるのは、主人公の心の有り様である。七瀬は若く純粋なだけの少女ではない。人間の裏側を知りすぎた彼女は、強い孤立感を持って生きている。世の中をを突き放したような、硬質な個性がこの作品を全く違う色合いのものにしているのだ。
弾圧する者とされる者の壮絶な戦いが繰り広げられる。その救いようのなさ、やりきれなさから生まれる悲壮感。不安なプロローグから衝撃のラストまで、一気に駆け抜けるエスパーストーリーの傑作である。
<新潮文庫>


☆79年にNHK少年ドラマシリーズの枠でドラマ化されている。
 七瀬役は多岐川裕美。最近復刻版のDVDが発売されたようだ。

NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびⅠ
NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびⅡ
NHK少年ドラマシリーズ 七瀬ふたたびⅢ

※主題歌の「風信子(ヒヤシンス)どこへ」が素晴らしかった。
これを聞くためだけにでもDVDを買ってもいいかな、と思うくらい。

【風信子どこへ】作詞・深野義和/作曲・深野義和/ 唄・深野義和

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2004/10/06

家族八景 :筒井 康隆

筒井康隆の「七瀬三部作」は私などが紹介するのも今更、という位の有名な作品なのだが、私の「好きな本」カテゴリにはどうしても外せないシリーズである。発表されてから約30年経つのだが、今読み返しても十分面白い。
七瀬は人の心が「読めてしまう」超能力を持つ。その能力のために、一ヶ所に長く働くことができず、家庭から家庭へと渡り歩く「お手伝いさん」として働いている。美貌のテレパス七瀬が巡る8つの家庭の物語が収められている。
人の心が読めたら便利だろうな、という単純な想像を超えたリアリティのある描写にまず驚いてしまう。その汚さ、情念の強さにまだ若い七瀬は「できる限り自分の能力を使わない」ことでしか自分の正気を保つことができないのである。
秘密だらけの家族、浮気症の夫、嫉妬する妻、マザコン息子、火葬される女…。
どの家庭の話も面白く、痛々しく、また悲しい。それぞれのタイトルのつけ方もまた洒落ていて、筒井先生は本当に巧いなと思う。日本のSFの傑作、それも今や古典的傑作となったのかもしれない。
<新潮文庫>

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2004/10/05

シューレス・ジョー: W.P.キンセラ

シューレス・ジョー<文春文庫>

今回のイチローの快挙で、この小説を思い出した。
2001年にイチローは大リーグで新人最多安打新記録を達成した(通算234安打)。このとき90年ぶりに記録を塗り替えたのだが、その記録保持者こそがジョー・ジャクソン、すなわちシューレス・ジョーだったのだから。

主人公レイ・キンセラは、アイオワ州で農業を営む。家には愛する妻と幼い娘。だがなかなか経営は上手く行かず、農地を手放すという話も出始めた。そんなある日、とうもろこし畑を歩く彼の耳に声が聞こえる。
「それを作れば彼はやってくる」
自分にしか聞こえない声に突き動かされ、畑をつぶして野球場をつくり始めるレイ。周囲から見れば異常な行動でしかないが、それを信じ支える妻。出来あがった球場では夢のような試合が繰り広げられるのだった…。

八百長事件で永久追放となったジョー・ジャクソンへの強い思い入れが語られ、主人公の、そして多分アメリカ人にとっての野球への愛情がひしひしと伝わってくる。亡くなった父親への想い、妻や娘への愛情が胸を打つ。「ライ麦畑でつかまえて」の作者、サリンジャーへの想いもこめられた、青春小説の傑作といえるだろう。

ところで、作者W.P.キンセラはこんな本も書いている。
マイ・フィールド・オブ・ドリームス―イチローとアメリカの物語
ichiro.jpg

こちらは未読だけど、読んでみたくなった。
この目次を見るだけで、彼のイチローへの尊敬の念が伝わってくる。
アメリカ人の目からみたイチローを知るにはとてもいいのではないかと思う。

第1章 マイ・フィールド・オブ・ドリームス
第2章 ベースボール、マザー、アップルパイ
第3章 彼は魔法使いだ!
第4章 野球を見ることは想像すること
第5章 イチローの魔力
第6章 メイド・イン・ジャパン
第7章 イチローはモデスティ・謙虚だ
第8章 イチローが英語を話した!
第9章 彼は僕を幸福にしてくれる
第10章 新しいアメリカン・ヒーロー
第11章 “イチローと野茂”アイオワにきたる

fieldofdreams.jpg☆映画『フィールド・オブ・ドリームス』の原作でもある。ケビン・コスナー主演。
映画ではサリンジャーは架空の作家に変えられているので、レイ・キンセラの名前の意味は生かせなくなっているのが残念だが、闇に浮かぶ野球場の幻想的な美しさが印象的。こちらもまた傑作だと思う。

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2004/10/04

眞鍋かをりもヒロシが好き

ということがわかった。→眞鍋かをりのここだけの話

前にもちょっと書いたけど、ヒロシ、好きですね。
自虐的ギャグが「痛いけど、辛すぎない」ところでとまっていて、その辺のさじ加減が良い。
「この人ならそんなことあったんだろうな」、というのと、「自分にも似たようなことあるかも」っていう共感で笑えるのかな。
「ヒロシです…。」は言えるけど、ネタの真似はちょっとしづらいかも。

☆いつのまにか本も出ていた。ヒロシです。

※amazonは在庫切れが多いですね。
楽天ブックスに在庫あるようです。
【楽天ブックス】ヒロシです。

☆ヒロシ プロフィールはこちら


【追記】10/4内村プロデュースに出演していました。
冴神 剣(さえがみけん)と名乗って3年間ホストをしていたとか。

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2004/10/02

ロッキン クッキン

ケンタロウさんのココログが始まりました。
Kentaro’s Rockin' Cookin' というタイトルが良い感じです。
ケンタロウさんの料理はあまり凝りすぎてなくて、でも美味しくて、いただきポイントがたくさんあります。
レシピサイトにはならないのかも知れませんが、料理研究家の仕事ってどんな感じなのか興味があるので、楽しみにしています。

レシピサイトといえば味の素がお料理ブログをはじめたようです。
マヤヤのお料理ABC
ブログだからレシピに質問や意見がつけやすいし、「実際にやってみました」っていうトラバもできそうですね。
お料理ブログっていいアイデアかも。

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イチローすごい。

258 新記録達成です。
2打席目におこったイチローコールがすごかった。
球場いっぱいの観客がスタンディングで、「イ・チ・ロー、イ・チ・ロー」と。
嵐のようだった。野球でこんなの初めて見ました。
その光景に感動してしまった。
イチローさん、おめでとうございます。

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お部屋100円リフォーム王選手権

テレビ東京のTVチャンピオン、前回は100円ショップで買ったものだけで、部屋をリフォームするというもの。
狙いとしては多分、「こんなに安いものでこんなに素敵なお部屋ができるなんて、まあ、驚き!」というあたりだと思うのだが。
決勝戦に残った女性の作品が「こんなに安いもので...、うぇっ、やっぱ安っぽい、ていうかこんな部屋嫌だっ。」てな出来で、苦笑を誘ってくれました。
節約主婦のカリスマなのかもしれないが、(100円ショップ利用グッズの本まで出してるらしい)、リフォーム勝負となるとインテリアの知識とセンスのなさが露呈してしまい、かわいそうなくらいだった。
さすがにこの部屋はないでしょう。

《BEFORE》
motura1.jpg

《AFTER》
motura2.jpg
壁にぺらぺらのレジャーシート貼っちゃってます。
カビるって。この色彩感覚がすごいです。床の照明は道に置く「コーン」です。

そして、天井の照明は「ざる」。
motura-syoumei.jpg

ちなみに優勝者の作品はこちら。
yuusyousay2.jpg

いぐさを編んだベッド
yuusyou-bed.jpg

照明もこんなんです。ファイルケースから。
yuusyou-syoumei.jpg

教訓:リフォームはセンスのあるプロにお願いしましょう。

詳しくは→TVチャンピオン

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2004/10/01

カラオケ発明者にイグ・ノーベル賞

NEWS@nifty:井上氏にイグ・ノーベル賞(共同通信)

バウリンガルでの受賞に続き、また日本人が受賞したそうです。
授賞理由は「カラオケを発明し、人々に互いに寛容になる新しい手段を提供した」こと。まあ、互いに寛容になる手段というよりは、互いにコミュニケーション取らずに集える手段という気もするけど。

この方は、特許を取らなかったために、ついに大金持ちにはなれなかった、という話を前にテレビでみたことがある。イグ・ノーベルとは言え、世界的に功績を称えられたということはおめでたいことです。

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ねこワンぱく

松下電工からペットと共に暮らすための建材がでました。
「ねこワンぱくシリーズ」だそうです。
nekowanpaku1.jpg
傷つきにくい腰壁パネル

関係ないですが、このモデルさんがうちの猫ちゃんにそっくり。
リフォーム用なので、新築じゃなくても使えるところがいいですよね。
壁にペタペタと貼っていくだけのようです。

こちらはねこワンぱくハウス。
nekowanpaku2.jpg
ペットも収納できますってことですか。(笑)
小型犬ケージは意外に場所をとるのでこういうのもありですかね。

プレスリリース|松下電工

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