グリーンマイル:スティーヴン・キング
グリーン・マイル (1)
全6巻。
この作品は作者の意向で月1冊のペースで分冊で刊行された。前書きによれば、書くほうも分冊で行われたとのこと。つまりは書きながら出版するという、連載小説のノリで書かれた小説である。日本語版もアメリカにならい、分冊形式で出版された。
(1997年)
そのころ既にキングファンだった私は、次の展開をワクワクしながら待つ、という今思えば幸せな6ヶ月間を過ごさせてもらった。第2巻を買ったのは、代々木にある小さな書店だった、なんてことまで覚えてるくらい、印象の深い作品だ。
物語は老人ホームに暮らす刑務所の元看守の思い出話として始められる。
電気椅子での死刑の様子や、刑務所での生活を交えながら、印象深い囚人たちについて語られていく。
少女2人を殺したとして、死刑囚となった大男のコーフィーは、不思議な力を持っていた。その力に触れられた者達にいったい何が起こったのか、そしてコーフィーはどうなったのか。
最終巻で明かされる意外な真実を知ると、キングの天才ぶりに舌を巻く。分冊で書いたということは、最後に全編を推敲することはできないということなのに、この数々の伏線の見事さはどうだろう。
「ああ、やられた」と思い、もう一度1巻から読みなおしたくなってしまうのである。
<新潮文庫>
☆「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督により、2000年にトム・ハンクス主演で映画化された。キャスティングが見事で、「素朴な人間、こすからい人間、根っからの悪人」など、登場人物ひとりひとりがまるで小説から抜け出たような顔つきをしていたと思う。ねずみの演技力も大したものだった。
こちらも素晴らしい作品となっている。
グリーンマイル SPECIAL BOX
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» コフィーの手、ジングルスの手
S・キングの『グリーン・マイル』を読んでの一考察 [Art Grey]
Part1〜6に分割されて出版されたSignet社の洋書版“The Green Mile”を読んでの感想文…のようなもの。 [続きを読む]
受信: 2005/02/20 04:19
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