« 「三丁目の夕日」実写映画化 | トップページ | 大阪ではオレオレ詐欺が成立しない »

2004/12/03

風にのってきたメアリー・ポピンズ:P.L. トラヴァース

風にのってきたメアリー・ポピンズ
「好きな本」というカテゴリをわざわざ作っています。本も映画も読む人、見る人によって受け止め方は様々なので、自分が面白かったからと言って、強引なお勧めはできません。ここでご紹介している本は誰にでもお勧めの本という訳ではなくて、大好きな本、面白かった本、思い出深い本を自分なりに選んでいるのです。読んだけど、大好きにはなれなかったな、という本は全く紹介しないか、または「好きな本」のカテゴリに入れずに単に「最近読んだ本」などと分類して自分なりに区別しているのです。
子供の頃読んだ本の中からも、忘れられない「大好きな本」については、きちんと書いていこうと思っています。

で、「好きな本」にどうしても外せないのがこの「メアリー・ポピンズ」のシリーズなのです。

イギリス系の子供達って淋しそうだな、といろいろな小説を読むたびに思うのです。身分が高いほど父親は厳格で、母親も社交生活に忙しいというパターンが多く出てきます。彼らは子供部屋に隔離され、使用人に世話をされるのです。オーバーに言えば、両親に会うのは堅苦しい食事の時と、お休みをいいに挨拶に出向くときだけのようなのです。少し大きくなれば寄宿制の学校に入れられてしまいますし。(もちろん、小説や映画からの勝手なイメージですが。)

この物語のバンクス家の子供達もそんなイメージです。手に負えないいたずらっ子たちですが、両親の愛情を求めての行動にも見えるのです。そんな彼らの元に、新しいナニー(子供の世話係)、メアリー・ポピンズがやってきます。こうもり傘で空を飛んで来るのです。彼女の「じゅうたんのかばん」からはいろいろ信じられないものが飛び出します。(ちょっと「ドラえもん」にも似ています。)子供たちはメアリーといっしょに、たくさんの不思議で楽しい経験をして少しずつ成長していくのです。メアリーが何者なのか、という謎解きが最後までないのも、この本の魅力です。メアリー・ポピンズはいつまでもメアリー・ポピンズなのです。

子供のころの淋しい気持ちや、楽しくて興奮しちゃう感じがとても良く描かれていて、大人になって読むと、なんだかほのぼのというよりしみじみとする作品だと思います。
<岩波少年文庫>

ディズニー映画の方も素晴らしい出来です。ジュリー・アンドリュースがアカデミー賞を取っています。
どんなものなのか不思議だった「じゅうたんのかばん」が映っているのが嬉しかった記憶があります。
歌と音楽と踊りがいっぱいの楽しいストーリーの中に、人生で大事なものはお金じゃないよ、という教訓を忍ばせている映画です。最後の「2ペンスを鳩に」という曲で、ちょっと涙目。

★スペシャルDVDがまもなく発売のようです。

merrydvd.jpg
メリーポピンズ スペシャル・エディション
2005/01/21発売予定

|

« 「三丁目の夕日」実写映画化 | トップページ | 大阪ではオレオレ詐欺が成立しない »

好きな本」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32969/2140432

この記事へのトラックバック一覧です: 風にのってきたメアリー・ポピンズ:P.L. トラヴァース :

» 予約しちゃった!! [熱しやすく冷めやスイッチ☆]
以前、「遠く遠く・・・」の時もリンクさせて頂いた、じょえるさんの「サボテン島のハリネズミ」。 またまたこちらからコーフンの種をもらってしまいました! 『... [続きを読む]

受信: 2004/12/07 14:05

« 「三丁目の夕日」実写映画化 | トップページ | 大阪ではオレオレ詐欺が成立しない »