佐野元春:THE SUN TOUR FINAL
2月20日 NHKホールでのツアー最終日に行ってきた。
不思議なもので元春以外の人のライブに行くと、「どんな人が来てるんだろう」「会場はどんな雰囲気なんだろう」という感じで、ちょっとよそ者チックな気分にもなるのだが、元春ライブにいくと完璧に自分の居場所という気分になる。
ああ、またこの空間に帰ってきた、って感じかな。こここそが自分の居場所、この音楽こそが我々の糧なのだ、という奇妙な安心感があるのだ。
最終日ということで、開演前から会場はすごい盛り上がりで、まさに一触即発状態。開演時間を過ぎたころから、アンコールを待つような拍手と歓声の嵐が巻き起こっていた。
Back to the street で幕を開け、「踊れる元春クラシックス」がいっぱいの第一部。
アルバム「The SUN」の曲をたっぷり聞かせてくれる第2部。渋谷公会堂では聞けなかった「国のための準備」も、今回は演奏してくれた。もう「カッコいい」としか言い様がない。
1部、2部、どちらも素晴らしいものだった。演奏は非の打ち所がない出来だろう。THE HOBO KING BANDは日本のトップクラスのミュージシャンが集まっている、なんとも贅沢なバンドなのだ。そんなメンバーが心から楽しみながら演奏している。
ホール自体の音響も素晴らしく、前回みた渋谷公会堂では得られなかった、「美しい音に包まれる幸福感」をたっぷり味わうことができた。
アンコールでは、「昔を懐かしむためじゃなく、今を楽しむために」、昔の曲を演奏。古いファンも新しいファンも会場一体となって歌い、踊る素晴らしさは一言では表現できないくらいだ。
ファイナルのファイナルは「SOMEDAY」。「30代には30代の、50代には50代のいつかきっとがあるんじゃないかと思うんだ」と元春が言った。本当にその通りだと思う。
有名な有名なSOMEDAYのイントロのドラム。
古田たかしがそのフレーズを叩いたその時、心臓が一瞬止まって、また動き出したような気がした。
会場全体にも確かに電気が走ったと思う。
本当に幸せな数時間を過ごすことができた。こういうライブを体験すると、ずっとファンでいてよかったなあ、と思うのだ。
☆公式サイトによれば、
会場には堂島孝平、片寄明人、深沼元昭、藤井一彦、スキマスイッチなど元春に関連のあるミュージシャンも多数。だったそうだ。
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