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2005/03/24

アマデウス

amadeus-dvd-B00007IGAYクラシック音楽にも、モーツァルトにも、造詣が深いというわけではないのだが、それでもこの映画は傑作中の傑作だと思う。
大好きな映画で、今までに数回見ているが、今回ディレクターズカット版が出ているのを知ってDVDをレンタルしてみた。

通常版との違いは20分ほどの未公開シーンが入っていること。中でも、あるエピソードが加わったことで、サリエリの人格に対する考えが少し変わってしまった。気弱でまじめ一方のようなイメージから、もう少し陰湿な策士という感じだ。もし最初からこのシーンがあったら、アカデミー賞には影響があったかも知れないな、とちょっと思った。初めてご覧になる方は、できれば旧バージョンを見てから、こちらを見た方がより楽しめると思う。

この映画の圧巻は、やはり音楽そのものだろう。
俳優陣も巧いし、セットも壮麗、ロケのシーンもまるで違和感がない。それでも、もっとも素晴らしいのはモーツァルトの音楽だと言って間違いないと思う。
クライマックスは瀕死のモーツァルトがサリエリに採譜をさせるシーン。死期が迫り、やつれた表情の男の口からあふれ出る、神々しいまでに美しい音楽。天才ってこういうものなんだろうな、とその凄まじさに圧倒される。と同時に、神の恩寵の不公平さに苦悩するサリエリの気持ちも、痛いほど伝わってくるのである。

今度はサントラ版を是非、手に入れようと思っている。

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» 映画「アマデウス」(1/2) [make myself just as hard]
映画「アマデウス」(AMADEUS, 1984・米国) サリエリは、モーツァルトの唯一無二の理解者であった。それが可能であったのは、サリエリとモーツァルトは二人で一人だったからだ。サリエリは、モーツァルトを愛していた。自分が生きる生きがいとして、モーツァルトを追い求めた。同時に、この上なく憎悪した。自分に欠けた部分を完備した存在に嫉妬し、彼をおとしめることで自分の生きる価値を保とうとした。これらはみな、同じことだ。愛、憎悪、羨望、嫉妬、憧憬。サリエリにとってモーツァルトだけが世界だった。彼だけ... [続きを読む]

受信: 2006/03/11 13:11

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