« パンチライン | トップページ | 明和電機社長からバースデーカード »

2005/05/15

アメリカ人が作った「Shall we ダンス?」:周防 正行

amerika
アメリカ人が作った「Shall we ダンス?」
周防 正行 (著)

映画『Shall we ダンス?』が、どのようにしてアメリカでリメイクされるに至ったか、を監督自らの筆で克明にルポしてある本です。

一言でいうなら、めちゃめちゃ面白かったです。文章はうまいし、鋭い切り口でアメリカ社会を切って見せてくれます。リメイク版でなんだか腑に落ちないと思っていたことの理由がすべてすっきりと説明されていました。

契約社会と言われるアメリカですが、実は「契約を守る」という意識は全然なく、日本人の口約束の方がよっぽど確実なんだとか。それはやっぱり目からウロコって感じです。
せっかく交わした契約を実行させるのに、監督はものすごく苦労されたそうです。

オリジナル版を見たアメリカ人は主人公を「ブルーカラー」だと思っているらしい、というのも衝撃でしたね。だって、結構な規模の会社の課長さんですよ。素敵なお家を新築したばっかりですよ。日本人の感覚だと、ホワイトカラーの、結構上の方にいる人物ですよね。監督も「ウサギ小屋」のような家のせいだろう、と言ってますが、ブルーカラーとはねえ。

夫婦でいつも「愛してるよ」って言い合ってなきゃいけない、みたいなのは他のいろんな映画でも感じてましたけど、この映画の場合、普通だったら「主人公がヒロインに出会った時点で離婚する」ものなんだとか。その先があるんだよ、というところが目新しいらしい。ふーん。

アメリカ社会ってみんながハッピーでなきゃいけないのだとか。不幸な顔でいるのはある種タブーらしいです。
そんな底抜けハッピー社会もなんだか住みにくい気がしますけどねえ。どうなんでしょう。

読み物として、とても面白い本です。
映画を見た方も、見ていない方も是非、ご一読を。

前の記事→Shall we Dance? -- リメイクとオリジナル

|

« パンチライン | トップページ | 明和電機社長からバースデーカード »

映画」カテゴリの記事

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32969/4137343

この記事へのトラックバック一覧です: アメリカ人が作った「Shall we ダンス?」:周防 正行:

« パンチライン | トップページ | 明和電機社長からバースデーカード »