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2005/10/18

インベーダー:キース・ローマー

invader楽天フリマにて。
ネットで古本を買う便利さにも最近はずいぶん慣れてきたのだが、今回のように37年も前に出版されたペーパーバックが、自宅に居ながらにして手に入ったりすると、本当に幸せな時代になったものだと改めて感激してしまうのだ。(昭和43年初版)

「インベーダー」とは1960年代に大ヒットしたアメリカのテレビドラマである。
物語は、地球征服をもくろむ異星人の存在を知ってしまった主人公デビッド・ビンセントがたった一人侵略者に対して長く孤独な戦いを挑んで行くというものだ。(と言っても、実際に映像を見たことはないのだが。)
日本でもヒットして、数年後にビデオゲーム「スペースインベーダー」の大ブームが訪れることになったのだ。

実は、キース・ローマー関連の検索をするとこの書名が出てくるので、てっきり原作者かと勘違いしていたのだが、購入して解説を読むと実はノベライズ作品だということだ。

キャラクターもストーリー展開も制約があるため、いつもの彼の作品のようにユーモアたっぷりとはいかないのだが、緊迫感溢れる描写で読者をぐいぐい引っ張って行く力はさすがの筆力を感じさせる。

まあ、さすがに宇宙人のキャラやら、光線銃やら古臭い感じは否めないが、それでも当時のアメリカの世相なども折りこまれ、興味深く読める。UFOを信じる人たちの集会の様子なんかは、まったく上手いものなのである。

SF作家福島正実(初代SFマガジン編集長)によるあとがきがまた面白い。
それによれば、この「インベーダー」というドラマは当時空前の大ヒットを飛ばしていた「逃亡者」のパターンをそっくりいただいた企画、すなわちパクリだと言っているのだ。そして「いかにもアメリカのテレビらしい商魂逞しさである」と言っているが、数十年を経た今、この商魂逞しさは日本のメディア全体に及んでいることを思うと、時の流れを実感せずにはいられないのである。

※テレビドラマの画像を探していたら、ネット上で遊べる「スペースインベーダーゲーム」を発見。(ここ
けっこう燃えます。

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