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2005/11/29

ぼくの国、パパの国

eastiseast-B00005LJQSぼくの国、パパの国
宗教的な価値観の対立が家族の中で起こったら、いったいどうなるんだろうか、という映画です。
若い頃にイギリスに移民してきたパキスタン人のパパが、イギリス生まれの7人の子供たちに正しいイスラム教徒としての人生を歩ませようとするのですが、単なる父の横暴としか思えない子供たちは全くいう事を聞きません。
最後には絶対服従のはずの妻にも反撃されて...というお話です。

基本的にはファミリーコメディとして作られていますし、音楽も良いので楽しく笑いながら見ることのできる作品ですが、やはりいろいろと考えさせられるところがあります。
「子供が親を理解する」「親が子供を理解する」なんてことは、実は絶対無理で、せいぜい「想像してみる」ことができるかどうか、くらいのところなんじゃないかと私は常々思っているのですが、ここまで親が横暴だともはや想像の範囲すら超えているわけで、家族の空中分解は必至ということになるわけです。

こういうのを見るとやはり「宗教って無いほうが世の中平和なのかもしれない」と思ったりします。まあ、宗教がなくなるなんてことはありえないけれど、せめて平和共存をお願いしたいものです。難しいところですが。

映画の終わりの方で、反撃した妻に対して夫が「焼き殺すぞ」という場面がありぞっとしました。
以前読んだ生きながら火に焼かれてという本を思い出したからです。(感想はこちら

「逆らう女は殺して当たり前」という感覚がやっぱりどこかに残っているのでしょうか。
恐ろしいことだと思います。

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