« ALWAYS-三丁目の夕日 | トップページ | ぼくの国、パパの国 »

2005/11/29

映画館がお茶の間化する憂鬱。

前の記事「ALWAYS-3丁目の夕日」を見た映画館でのこと。
館内は子供連れやカップルはもちろん、熟年夫婦と思われる人がたくさんいて、幅広い年代に人気の出ている映画のようだった。
私の後ろの席にも、そんな熟年カップルが座り、予告編の間中、なにやら会話している。まあ、時にはこういう人たちもいるけれど、本編が始まったら当然黙ると思っていたのだが。

これが全然黙らないのだ。

まるで家のお茶の間でテレビを見ている雰囲気だ。

会話らしい会話ではなく、彼らは見たものをそのまま口に出すのだ。

東京タワーが映れば、「東京タワーか。」
上野駅が映れば「上野駅か。」
雪が降っていれば「雪だ。」

そして誰もが予想がつく先の展開を口に出す。

集団就職の女の子が運転手付きの黒塗りの車を自分の迎えと勘違いする場面では
「あれじゃないんだよな」

妻と娘が待っている家に帰る夢を見た男が実際に家に帰る場面では、
「本当は独り者なんだよ」

エトセトラ、エトセトラ....。

あまりのことに殺意すら覚えるわけですが。

彼らの普段の夫婦関係すら垣間見えるようで、気分の悪いことこの上ない。
なんにでも威張って講釈をたれる夫と、黙ってきく妻という私のもっとも嫌いなパターンなのである。
(要するに、私の親を連想させる。)

あの人たちがいなければ、私のこの映画の評価ももう少しあがったのかもしれないが。
なんだか昔はこういう男女差別があたりまえだったんだなあ、という思いが映画の評価にも反映されてしまったような気もする。

団塊の世代の定年とともに、これからこういうご夫婦が映画館に繰り出してくることも増えるのでしょうが、映画業界のみなさん、「夫婦で映画」キャンペーンとともに、「映画館でのマナー教育」も必要なようです。

映画は街頭テレビじゃありません。

映画館は自宅のお茶の間ではありません。

てね。


|

« ALWAYS-三丁目の夕日 | トップページ | ぼくの国、パパの国 »

日記2005」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32969/7374121

この記事へのトラックバック一覧です: 映画館がお茶の間化する憂鬱。:

» ■映画館、こんなヤツは死ね。〜映画館でのマナー〜■ [お熱いのがお好き]
映画館で映画を観るルール、マナーっていうのは 世界各国で違うみたいですが、 例えば海外では笑うシーンでは素直に大声を出して笑ったり いいシーンにはスクリーンに拍手を送ったり。 でもここは日本。ボンジュールジャポン。 一般的に日本での映画鑑賞マナーは ・静かに が基本じゃないでしょうか? このたったひとつのマナーが守れない人が世の中には多すぎる。 映画館、こんなヤツは死ね。 ■音立ててなんか食ってる人。 袋は映画が始まる前に開けておけ! もし... [続きを読む]

受信: 2006/01/26 16:11

« ALWAYS-三丁目の夕日 | トップページ | ぼくの国、パパの国 »