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2005/11/05

番頭はんと丁稚どん祭り

detchちょっと行ってみようかなと思って前にエントリをあげた映画「番頭はんと丁稚どん」の上映会に行ってきました。
昭和35年の映画「番頭はんと丁稚どん」「続番頭はんと丁稚どん」の2本立てで、間に主演の大村崑さん、と芦屋雁平さんのトークショーがありました。司会はお笑い評論家の西条昇さん。

テレビ史上、伝説の番組である「番頭はん~」を目にすることのできる、大変貴重な機会なわけです。

以前に「中村錦乃助」兄弟の出演するコメディ映画を見に行ったときには、会場が大盛況だったのです。しかし、当時の庶民の人気度から言えば、大村崑さんこそがトップスターだったはずなのです。老若男女「崑ちゃん」を知らない日本人はいなかったはずなのです。それこそ一億人のアイドルだったはずなのです。

そこから考えて、これは行列ができるだろうと覚悟して出かけたのですが、行ってみたら会場は満員にはほど遠く、なんだか拍子抜けしてしまいました。残念というより、もったいなくてしょうがない。

前のエントリにも書きましたけど、やはりネットで検索しても何もひっかからなかったことが大きく影響しているのでは、という気がします。日本喜劇人協会に公式ホームページがない、というのも驚きですが、理事で司会の西条さん、自分のブログ(お笑いエンタメ人生!)があるんですから、もうちょっと宣伝しておけばよかったのに。
昔のものが好きなのは、昔の人ばかりじゃない、というのは西条さんご自身がよくお判りでしょうに。もったいない。

映画そのものも、面白い。懐かしいのももちろんですが、笑えるし(ギャグにも、それ以外のところでも)、そしてちょっぴり泣けるし、まさに昭和のお笑いの真骨頂を感じさせてくれました。
今は亡き名優さん達(榎本健一、芦屋雁之助、森川信、浪速千栄子etc....)の演技も本当に素晴らしく、まさに掘り出しものを見せてもらった、という感じでした。
当時の大阪の風景や、女の人の服装もとても興味深いものです。「お嬢さん」の「こいさん」の着ているワンピースなんかがすごく素敵です。「丁稚」を生み出した社会的な背景なども考えさせられるのですが、頭の横っちょにハゲのある崑松の素直な大ボケ加減が、笑いの中にある種の愛情というか、温かい気持ちを作り出してくれる気がするのでした。

ちなみに西条昇さんもパンフレットのなかでおっしゃっていましたが、この「丁稚トリオと意地悪な番頭」は後のドリフのコントの原型であることは間違いないでしょう。崑ちゃんはカトちゃんで、番頭はん(芦屋雁之助)はいかりや長助でしょうね。

終了後には大村さん自らお見送りに出られて、私はしっかり握手していただきました。(喜)
この映画だけでなく、崑ちゃんの貴重映像を是非DVD化してもらいたいものです。

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