メルニボネの皇子:マイケル・ムアコック
メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉
マイクル ムアコック (著), 井辻 朱美 (翻訳)
乳白色の髪に真紅の瞳、太古の妖術を自在に操り、魔剣ストームブリンガーで敵の魂を吸い取る、メルニボネ帝国最後の皇帝にして、流浪の皇子エルリック・・その数奇な運命を、巨匠ムアコックが流麗かつ壮大に紡ぎ上げた〈エルリック・サーガ〉が、ついに開幕! (書籍紹介文より)
「うわ、懐かしい」と思って手に取ったら、復刊ではなくて訳者が変わって新装版として登場だった。これから隔月で刊行されるそうです。未訳だった分も続けて発売の予定とは嬉しい限りです。
(キングのダークタワーと同じような商法ですね。続きが読みたかったら最初からもう一度買え式(笑))
主人公エルリックになんとも言えない魅力がある。白子であるという設定から髪も肌も白く、そして瞳が真紅。生まれ付いての奇病のため、薬がなくては息も絶え絶えになり死んでしまいそうになる。そして内省的な性格。悩む悩む悩む、悩み続ける権力者。この屈折した魅力的な人物(人じゃないけど)がひとたび魔剣を手にして豹変する。
そのギャップがまた魅力的なのである。
ダークタワーとともに、次を待つ楽しみができて嬉しいこの頃であります。
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