かもめ食堂:群ようこ
かもめ食堂:群ようこ
ストーリー
サチエは日本人だがフィンランドで「かもめ食堂」というレストランを経営している。東洋人で童顔のため周囲には「こども食堂」と囁かれる始末で、閑古鳥が鳴いている。そこに日本からミドリとマサコという女性が加わって...
映画があまりにも素晴らしかったので、原作を購入して読んでみた。
小説を映画化した場合、どちらかが素晴らしくてももう一方は「うん?」という事も多いのだが、この作品はどちらもレベルの高い仕上がりだ。
映画のための書き下ろしということだけれど、小説としても本当に面白い出来なのである。
映画では意識的に省かれていた3人の女性の過去が、丁寧に描かれている。
サチエがなぜフィンランドでレストランを経営することになったのか、顛末も面白い。
母を早くに亡くし、料理上手になっていく彼女は同級生達の味覚オンチを知り、「今の日本人て味なんかわかってんのかなあ」と疑問を抱く。
「だったら外国でレストランつくればいいじゃん」と目標に向けてまっしぐらに走り始めるのだ。
ミドリやマサコの「空虚感」もよくわかる。女性なら自分のことのように感じられるはずだ。
それから日本オタクの青年も可愛い。彼がアニメの歌を聞いて「身をよじる」という表現が可笑しくて可笑しくて、思わず笑顔になってしまう。
面白くて、カッコよくて、美味しい。そして爽やかで、力強い。そんな小説だと思う
「いろいろあるけど女っていいなあ。」という気持ちになった一冊である。
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» NO.155「かもめ食堂」(日本/荻上直子監督) [サーカスな日々]
たった2館で上映された「かもめ食堂」は、
女性たちの先進的な意識にシンクロした。
もともと東京と横浜の、たったふたつの単館で、この作品は上映された。多くのミニシアター系映画と同様に、評判がよければ、上映期間が延長されたり、上映館数が拡大されたりするかもしれない・・・そんな幸運は、年に数作あるかどうか、ということなのだが・・・その程度のお披露目であった。
荻上直子監督も、熱烈な邦画ファンなら「バーバー�... [続きを読む]
受信: 2006/08/03 14:09
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