黄金の羅針盤:フィリップ・プルマン
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大学の学寮で育てられている孤児ライラ。
貧しいけれど清く正しく...と言いたいところだが、超ワイルドなお転婆娘。子供グループ同士のけんかや、立ち入り禁止区域の探検に明け暮れている。
しかし、街から子供がいなくなるという事件が多発しはじめ、同時にライラの平穏な子供時代は終わりを告げることになる。なぜか追われる身となったライラは、船上の民ジプシャンたちと供に、ひたすら北を目指す旅をすることになるのだった。
主人公は客観的に見れば「可哀想」な立場なのだけど、そのアネゴ肌な性格からか全くそんな感じはしない。この子は激情的だし行動は早いし、意思は強いしで、なかなか魅力的なのである。ライラの味方になってくれる「よろいグマ」も寡黙で逞しくて素敵。(こんな感じらしい。)
3部作の1作目なので、まだ世界観の全貌は見えないが、ライラのいる世界はこの世界と全く違うところがひとつある。それは人間には必ず「ダイモン」という守護精霊が付いているということ。目に見えない霊的なものではなくて、動物の姿をした自分だけのダイモンを、皆が連れて歩いている。魂の片割れのような感じだ。この設定が物語をさらに面白くさせている。読者はみんな「自分のダイモンはどんな動物だろう?」と考えてしまうだろう。そして物語の世界に深く入り込んでしまうのだ。
登場人物の魅力や、スケールの大きなストーリーから「まるで映画みたい」と思ってたら、すでに映画化されていたようだ。
主役はオーディションで1万人から選ばれた新人ダコタちゃん(Dakota Blue Richards)、敵役の美女がニコール・キッドマンだって。うお、面白そう。公開が楽しみです。
ついでに「あなたのダイモンの名前を教えます」というのをやってみたら Asolis という名前でした。もちろんオスです。
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