« 「七瀬ふたたび」NHKでまたまたドラマに | トップページ | 廃墟になった故郷へ帰る (2) »

2008/10/23

廃墟になった故郷へ帰る (1)

4年前、このブログを始めたばかりの頃、こんな記事を書きました。

廃墟ブーム

廃墟ブームというのがあったが、私の故郷は本物の廃墟である。
北海道の炭鉱町で育ったため、閉山に伴って町も、もちろん学校もなくなった。
卒業前に転校したから、卒業アルバムすらもっていない。記憶も薄れるばかりだった。

先日、他県に住む兄から電話があり、インターネットで同窓生探しをしている人がいるとの事だった。


その後、2度の同期会が行われたのですが、都合が付かず参加することができませんでした。
そして今秋、3度目の連絡があり、またまた難しいかなと思っていたのですが、この企画がなんとも魅力的でした。
いまや廃墟となってしまった街を訪れ、小学校や住宅跡を見学しようというものです。
幼なじみに会いたいのももちろんですが、もう一度思い出の地を訪れたいという気持ちは絶ちがたく、思い切って北海道へと旅立つことにしました。これはその『同窓会廃墟ツアー』の記録です。

さてその故郷の場所ですが北海道北西部、羽幌町にあった「羽幌炭鉱上羽幌坑」というところです。
昭和40年代には「黒いダイヤ」と言われた石炭を産出して、当時は羽幌町の3つの炭鉱街に1万人もの人が暮らしていました。その炭鉱が閉山し、街は無人の廃墟と化したのです。

(詳しくはこちらのサイトにいろいろありますので、興味ある方はどうぞご覧下さい。  ふるさと羽幌炭鉱 )

羽幌町自体は現在は観光地、そして漁業の町としてそれなりに頑張っているようです。
甘エビが沢山とれるようですし、天売島、焼尻島という観光地もあってシーズンには賑わっているとのことです。

羽幌へは札幌から3時間以上かかるとあって同窓会前日に札幌入りしました。夕方になってしまってあまり時間がありませんでしたが、ちょっぴり市内散策し美味しい食事など楽しみました。

P1050511
時計台

さて当日。
昼に札幌駅で同窓生数人と待ち合わせ。無事合流したけど、もともとあまり知らないメンバーだったのでほとんど誰だかわからない初対面状態でした。
そして空港を経由してきたバスと合流。ここにはよく遊んだ友人が2人。女性は面影が残ってましたね。すぐに記憶がよみがえりました。男性は変わりすぎてて名前と一致しない人多し。(頭とかおなかとかね...)

移動の足として観光バスを10人ほどで貸切。これは北海道在住の同窓生が尽力してくれた結果。ありがたいことです。 そして札幌から北へ向かいます。
羽幌へ
羽幌へ

留萌に到着。まだ道程の3分の2ほどでしょうか。
留萌駅
留萌駅

子供のころはここを都会だと思っていましたので、そのさびれ加減に驚きました。
地名に「萌」が入ってるので、最近はそれを売りにしているのかもしれません。
駅に「FMもえる」という看板が見えます。近くには「萌(もえ)ラーメン」と名前のお店もありました。


駅舎内にあった名産の数の子のオブジェ。
数の子のオブジェ
数の子のオブジェ

木製です。ボチボチがちょっと気持ち悪い感じ。


留萌を出ると海岸線をひたすら北上。 ご覧の通り長い長い海岸線、その数メートル脇を道路が通っています。
オロロンラインの海岸線
オロロンラインの海岸線


西向きの海岸なので海に日が沈みます。
オロロンラインからみた夕日
オロロンラインからみた夕日

あまりの美しさに呆然とし、必死で写真を撮ってたら、「(内陸側にある)発電用の風車が絶景ポイントだから」と地元参加者に言われました。
「ええ?海の方が絶景じゃん」と思って、ちょっとびっくりしたのですが、もしかしたらこの海の風景の貴重さが地元にいるとわからないのかもしれないということに気づきました。

海に日が沈む、長い長い平坦な海岸線、海の間際を走る道路、「こんな絶景はそうそうないよ」とあとで地元の同級生に言ったら「そういえばいつも見てるから気づかないわ~」って言ってましたけど。やっぱりそういうものなんでしょうね~。


約3時間半で羽幌町のホテルに到着。
羽幌のホテルから撮影
羽幌のホテルから撮影

子供の頃はよく海水浴に来た海岸です。その近くに温泉ホテルが建っていました。立派なのでびっくり。
その思い出の海岸も「サンセットビーチ」と名付けられ、観光資源として活用されていました。

そして現地集合組も合流して、この夜は深夜まで大宴会となりました。
心は小学生、でもアルコールは底なしに飲めて、終電の心配がいらない(そもそも電車がない)という、あとはご想像におまかせします的な楽しい宴会になりました。
2次会は地元の人の行きつけのスナックを貸切。スナックですよスナック。
ちーママとかいるんですよ。きれいなお姉さんがお酒作ってくれて、なくなりそうになるとお代わりがすぐ出てきます。男性はともかく女性はスナックに行く機会ってあまりないと思うんですよ。なんだか目新しくて楽しかったです。街にはカラオケボックスもないので、こういうとこで歌うのが普通みたいでした。

2次会後に「ラーメンおごってやる」と地元の人が言うので皆で移動。ラーメン屋に行くのかと思ったら居酒屋ののれんが出てました。場所もほんの数件先の角をまがったところ。歓楽街というより住宅街みたいなんですけどね。

座敷にあがったら部屋のなかに煙突がありました。これが懐かしくて撮影してたら「煙突珍しいかい?」と言われました。いや珍しいというより懐かしいので。
煙突
煙突

しかしお店のおばちゃんの作ってくれたラーメン、大変大変美味しかったです。
おなかいっぱいだったので残しちゃったのが心残り。
羽幌のラーメン
羽幌のラーメン

楽しく騒いでおなかもいっぱい、ホテルへと戻って、これで同窓会1日目は終了となりました。
2日目はいよいよ廃墟ツアーへと続きます。

|

« 「七瀬ふたたび」NHKでまたまたドラマに | トップページ | 廃墟になった故郷へ帰る (2) »

日記2008」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32969/42871938

この記事へのトラックバック一覧です: 廃墟になった故郷へ帰る (1):

« 「七瀬ふたたび」NHKでまたまたドラマに | トップページ | 廃墟になった故郷へ帰る (2) »